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Schoolyard Sparkles
2022年 / 日本語(英語字幕) / 日本 / 71分
6/30 fri 11:00 – 教室
作品紹介
コロナ禍ーSNSに投げられる強い言葉を目にしたからこそ、やさしい物語を描きたかった。2020年、新型コロナウィルスの流行のため、私たちの生活は一変した。病床不足・医療逼迫や、コロナ患者、死者に対する隔離・制限のニュースは、監督・比嘉一志にとって自身の死生観を見つめ直すきっかけになったという。一方で、コロナ禍で仕事を失い漫然とSNSを眺めていると、他者への誹謗中傷などの強い言葉を日常的に多く目にすることに気づき、比嘉自身の心も滅入っていった。コロナ禍で直面したひとつひとつの非日常を機に比嘉が紡ぎ出したのは、家族愛や少年の友情を描く普遍的であたたかな物語。こういう時代だからこそ、優しい気持ちになる作品を届けたい、と想いを込めた。
あらすじ
「人って死ぬとどうなるの?」行方不明となったまま死亡とされてしまった父を持つ大場智哉は、小学5年生の夏に東京から母の実家へと移り住む。夫の死を未だ受け入れられていない母、しっかりものの姉と、明るい祖父との新生活が始まった。転校先の小学校で智哉は、大病を患うクラスメイト・西川翼と出会う。体の弱い翼を過剰なほど気づかう担任やクラスメイトたちに違和感を抱きつつも、智哉は翼との距離を縮めていく。そして、翼の存在が智哉にとっての死生観を刺激しはじめる。2人の少年と、それぞれの家族の小さな前進があたたかく描かれるひと夏の物語。
映画祭参加経歴/表彰
- 第4回とよたいかんぬ映画祭
- 横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル 2022/長編部門 最優秀賞
- 第21回中之島映画祭/グランプリ
監督
比嘉 一志 Kazushi Higa
地元・愛知県豊田市で大学時代までを過ごし、その後地元企業にて自動車関係のエンジニアとして勤務。就職8年目に、『人生一回、やりたい事をやろう』と思いたち「映画監督」を目指すために上京を決意。30歳にして東京の専門学校に入学。卒業後は映画やTVドラマの助監督をしながら映画監督を目指して日々奮闘中。
スタッフ&キャスト
監督/脚本 | 比嘉 一志 |
プロデューサー | 比嘉 一志、増田 朋哉、松井悠理 |
出演 | 梅垣 然太、笹木 祐良、安達祐実、光石 研、里園 侑希、桔河 芽りさ |
スタッフ | 佐藤 雅樹(撮影) 志村 幸也(照明) 治田 敏秀(録音) 葛西 純(助監督) 渡辺 崇也(衣裳) 井塚 茅乃、加藤紗弥、中井 南月(メイク) 板倉 紫苑(編集) 関口 諒(車両) 慶田城 波音(撮影助手) 矢澤 仁(録音助手) 大平 伸正(主題歌) 大石 晶子(音楽) |