©︎ワノユメ 2023
The Yangtze River
2023年 / 中国語・日本語(日本語字幕) / 中国 / 129分
6/30 fri 15:00 – グランド 雨天の場合 7/1 sat 15:00-グランド、さらに雨天の場合 22:30-武道場
作品紹介
「竹内亮は中国政府のスパイだ」by日本のネット民
10年前に中国南京市に移住し、オウンドメディア会社を立ち上げた私は、中国社会や文化を紹介するドキュメンタリー作品を撮り続けてきました。作品の中で少しでも中国を褒めると、日本のネット民にスパイだと言われてしまいます。これがもし、私がフランス在住でフランス文化を褒める作品を撮り始めたら、「竹内亮はフランス政府のスパイだ」とは言われないでしょう。 日本に溢れる中国関連情報の多くは、マスコミが日本のモノサシで中国を見て「恐ろしい国」と決めつけて発信されたものばかりです。逆に中国にも自国のモノサシで日本を見て批判する人がいます。例えば日本で高齢のタクシー運転手が多いのを見て、「こんな御老人を働かせるなんて、日本はなんて残酷な国だ」と決めつけるのです。自国のモノサシだけで他国を判断してはいけません。 私はこれまで日中両方のモノサシで中国(又は日本)を見て、撮影して来ました。有難いことに「竹内監督が撮る中国は、中国人が撮るよりリアルだ」とよく言われます。中国ほど面白い国は無い、これは数十カ国で撮影してきた私の素直な思いです。さあ、私と一緒にこの面白くて飽きない不思議な国を旅しましょう!
あらすじ
中国の母なる大河・長江。上海、南京、武漢、重慶、雲南、チベット高原まで、広大な中国大陸を横断する、全長6300キロのアジア最大の大河だ。日本人監督の竹内亮は、 10年前にNHKの番組で長江を撮った時、一つの後悔があった。それは北極・南極に次ぐ地球第三の極地と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮れなかった事。あれから10年、日本から中国南京市に移住し、「長江沿いの民」の一人になった竹内は、2021年から2年かけて再び長江6300キロを走破する。旅の途中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、 一本の大河を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」をカメラに収めるべく、長江源流をめざす。
監督

竹内 亮 Ryo takeuchi
1978年生まれ、千葉県出身。中国・南京在住。ドキュメンタリー監督・番組プロデューサーとして、多くの映像制作を手がける。テレビ東京『ガイアの夜明け』『未来世紀ジパング』、NHK 『世界遺産』『長江天と地の大紀行』などを制作。2007年に第45回ギャラクシー賞テレビコンペティション奨励賞を受賞。2013年に中国人の妻と中国に移住し、翌年南京市で映像制作会社「和之夢文化伝播有限公司」を設立。2015年『我住在這里的理由(私がここに住む理由)』の制作を開始。日本に住む中国人、中国に住む日本人に密着し、異国の地で頑張る主人公を等身大に描く番組で、これまで200人近く取り上げてきた。中国の大手動画サイトbilibiliやYouTubeなどで公開されている同番組は日本、中国で大きな反響を呼んでおり、動画の再生回数は4年で6億(2023年4月まで)を突破。 中国最大のSNS・ウェイボー(微博 /中国版のツイッター)で2017年より5年連続で「影響力のある十大旅行番組」に選ばれる。2020年ロックダウン解除直後の武漢を取材した作品、『好久不見、武漢(お久しぶりです、武漢)』では、一日で1000万回再生を記録。その後、『中国アフターコロナの時代』『大涼山』などの作品が相次いで発表され、大きな反響を呼んだ。中国外交部からも、新型コロナウイルス関連のドキュメンタリー作品は高く評価され、感謝の意を受けた。2021年Newsweekの「世界が尊敬する日本人100」に選出。同年、江蘇省人民対外友好協会から”江蘇省人民友好使者”杯受賞。2022年自著『架僑 中国を第二の故郷にした日本人』を発表。竹内は現在、ウェイボーのフォロワーが520万人(現時点)を超え。ウェイボー旅行関連インフルエンサーランキングでは全国1位に。(2023年1月時点)中国で絶大な人気を博す中国在住日本人の1人である。
スタッフ&キャスト
監督 | 竹内 亮 |
ナレーション | 小島 瑠璃子 |
