#ピリオド打ったらカタルシス

Catharsis After The End
2022年/日本語/日本/92分/ワールドプレミア
解説
現代社会、SNS、承認欲求によって狂っていく若者達を描いた作品。
あらすじ
10億人が利用する動画プラットフォーム、NEW QUBE。迷惑系NEW QUBERのヒロとヒデは再生回数と有名になる事しか考えていない。もっと再生回数を得るために犯罪行為に手を染め始め動画を配信していく二人だが…現代社会を舞台に、承認欲求やSNSに翻弄され狂っていく物語。

監督
CRAZY JOE
JUNPEI SUZUKIの監督名義。2004年公開の映画「チルソクの夏」(佐々部清監督)安大豪役で俳優デビュー。その後数々の映画、テレビ、CMに出演。2011年に所属していたユマニテを辞め映画監督を目指し自主映画制作を始める。 森ガキ侑大監督から「監督よりもカメラマンの方が向いている」と言われ1から撮影技術を習うために渡米。2016年9月にロサンゼルスにあるNEW YORK FILM ACADEMYシネマトグラフィープログラムを卒業。 在学中に制作した短編映画「TO FEEL HUMAN」(監督・撮影・編集)がカンヌ映画祭を始め国内外の映画祭に多数入選。 2017年4月から東京にてシネマトグラファーとして活動中。
スタッフ&キャスト
監督/脚本 | CRAZY JOE |
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プロデューサー | 佐野円香 |
出演 | 山﨑将平、小山慶 他 |
スタッフ | JUNPEI SUZUKI(撮影) |
© 155works
上映スケジュール 7/28 thu – 8/1 mon
プログラミング・ディレクター塩田時敏コメント
迷惑系!?ニューキューバーを主人公とする、SNS時代ならではの青春映画だ。シャープでカラフルなバイオレンスを表出するヴィジュアルが素晴らしい。山田孝之を本人役で登場させるコミカルさも織り込みつつ、時代のダークサイドを抉り出す。それは、YouTubeの遠い親戚であり、かつ近くの他人でもある、インディーズムービー自身をも逆照射する、のだが···。承認欲求の罠から逃れられるか!?
Director’s Voice
1.映画制作をはじめたきっかけは?
元々は俳優をやっていたのですが2011年に俳優を辞めて俳優仲間たちと自主制作映画を作り始めました。今も映像制作の楽しさの虜になっています。
2.影響を受けた作品や監督は?
映画「8 Mile」(カーティス・ハンソン監督)
3.本作の制作動機、インスピレーションは何でしたか?
SNSや動画配信が当たり前になっている時代の中で、承認欲求や有名になるために迷惑行為や犯罪行為をしてしまう人達からインスピレーションを受けました。それと同時にSNSの危険性を作品として残したかったです
4.本作ではどんな困難に直面し、それをどう乗り越えましたか?
当初決まっていたエンディングが撮影が進んでいく中で、適切ではないと思い主人公の役者達と物語が進んでいく中でこの映画に適切なエンディングがあるんじゃないかと試行錯誤しながら最終日にエンディングを撮影しました。結果とても納得できる映画のエンディングになったと思います。
5.本映画祭への応募動機と選出された心境は?
自主映画制作を始めてからいつもこの映画祭に応募していたのですが初めて選出していただけました。めちゃくちゃ嬉しいです。
6.ご覧になる皆さんへメッセージを
現代社会を描いた作品ですがテンポと見やすさとちょっと笑えるような毒ポップ映画です。劇薬シリアスサイコパスコメディーです(笑)